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ギター工房インタビュー


このインタビューは1999年に彼等がCarlos&Temjinとして共に仕事をしていた頃のものです。
現在、Carlos&Temjinは
Temjin Pickups & Guitarsと改名し、
Carlos氏は
カルロスギターとして独立しています。
 


Carlos & Temjin


大阪をベースにカスタム・ギターを製作しているCarlos & TemjinのFukushima氏に聞く:

Q Carlos & Temjinをビジネスとして見た場合の戦略、哲学をお聞かせ下さい。
A 我々が考えているのは、トータル的な音楽ビジネスです。現在はカスタムギター製作をはじめとして、
修理、ギターケース等を扱っていますが今後スタジオを作ろうと考えています。次にレコーディング
スタジオ、ライブホールなどを作って音楽環境を整えて、イベントなどを経てインディーズレーベルへと
考えています。

バンドを作りはじめる15歳ぐらい〜社会人になる前の24〜5歳までの若者にも手が届く、リーズナブルな
価格の本物のギターと音楽環境を提供するのが目的です。感性の豊かな若い時にこそ本物を弾いてほしい、
と考えています。
Q なぜFenderスタイルのギターを作るのですか?
A 当初は他の工房と同じようになんでも作ろうと考えたのですが、やはりギターの原点というべき私の
大好きなテレキャスターを作ろうと決めました。当社は日本一のTelecaster-Builderを目指しています。
ストラトは何処でも作っているし、ほぼ完成されたギターだと思います。ストラトは他の工房にお任せします。
ただし、当社は基本的にはどんなギターでも作ります。

別の理由として作りやすさがあげられます。レオ・フェンダーもGibsonのギター作りより、量産できるタイプを
考えたのでしょうね。ネックが悪くなれば交換すればいい、メンテナンスも簡単にできる。やはり大好きです。
Q Carlos & Temjin製のギターは他とどこがちがうのですか?
A 昔ながらのギター作りをしています。ボディ材は Alder か Ash。塗装もニトロセルローズ系。価格設定の安さ。
ネックもボディもフェンダー系は、専門の所(Warmoth,etc)に任せてコストダウンをはかっています。
(フェンダー系以外は、ルーターを使って製作します)

一番の違いは、自社製のピックアップでしょう。いくら良いカスタムギターを作ってもピックアップにダンカン、
ディマジオを積めばフェンダーカスタムショップと同じになってしまいますからね。ギターの命は、材とピックアップと
考えています。
Q どのような工程でギターを作るのでしょうか?
A 見積、契約後材を発注して、ネックの握り調整、ボディの調整、塗装 お客様に色確認をしてもらいます、
ご希望のピックアップの捲線、セットアップ、お客様に全体のバランスと音の確認をしてもらいます。
OKであれば仕上げていきます。
Q 木材について何かこだわり等は?
A Alder と Ashを主に使用しています。Basswood,セン、ポプラ等も悪いとはいいませんが、当社では特に
お客様の希望がなければ使いません。
Q Temjin氏は15年以上ものPU作りの経験でオリジナルPUを作っていますが、
何か目指す音みたいな物があるのですか?
A 15年前に神田商会からの依頼でピックアップ開発をしたのがきっかけです。途中ブランクはあるのですが
続けてきました。いろんなピックアップを試しましたが各社それなりにいいのですが、やはり気に入っているのは
リンディ・フレイリンです。音もですが、あのこだわりには評価するものがあります。現在はどうか分かりませんが。

今は当社の4種類のピックアップをベースにしてお客様のご希望のピックアップを製作しています。まぁ言えば
カスタムピックアップです。
Q では、言葉で表すのは難しいでしょうが、それぞれのカスタムピックアップの特徴を簡単に説明して下さい。
A 現在はTele用のみで、朱雀、玄武、白虎、青龍と4種類があります。

ベースにしている玄武は、50年代ビンテージを出来るだけリアルに再現しています。今のTeleに無い太目の
音を出しています。

白虎は、玄武をパワーアップしたものです、

朱雀は、玄武と白虎の中間で量産タイプの廉価版です。

青龍は、シングルコイルに不向きな歪み系のパワーのあるピックアップです。

Teleのフロントはおまけの様な存在ですが、当社のフロントは自己主張します。図太い音を出します。音の
立ち上がりが良いと評判です。廉価版と言っても1時間に2台しか捲けません。一日よく捲けても10台が限度です。
他のタイプに至っては1時間に1台がやっとです。
Q ダンカンやディマジオ等のメジャーなブランドは使わないのですか?
A 実は当社も当初はダンカン、ディマジオ搭載を考えたのですが、同一機種でも音にバラツキがあるので止めました。
俗にいう当りはずれです。

憶測ですが毎分2000回転前後で捲いているはずで、1時間に10台以上捲かないと採算が合わないのでしょう。
これが当りはずれの原因だと思います。出荷検査の許容範囲が広いのです。

それと、コスト面を考えるとピックアップがコストをかなり押し上げてしまいます。いくら卸で入るといってもやはり
定価で見積もらなくては採算が合いませんし・・・。
Q [当りはずれ」と言えば、先ほどのWarmoth等のBodyやNeckには当りはずれがないのですか?もし「はずれ」を
仕入れてしまった場合、それは捨てるか返品するのですか? それとも安い機種に流用するのでしょうか?
A ありました。特にStewMac製は当初はひどいものです。ボディに3pcが半分くらい入っていました。当然クレームを
付けました。現在は Stew MacもWarmothも良品を入れてくれています。はずれの場合は試奏用とモニター用にしています。
Q Carlos氏は10年以上もフジゲンで働き、その後は神田商会にリペアーマンとして働いていたそうですが、実際には、
どのような部門にいたのですか?
又、それらの経験が現在どのように生かされていると思いますか?
A


 
(Carlos氏) 
フレットすり合わせ部門、エレキギター組立仕上部門、外注部、フジローランド・ギターシンセ開発部門等です。

神田商会大阪リペアー部工場はスピードと均一した商品追求ですが、個人工房はまったく異質のものです。
いわゆる、レストランの食事とおふくろの夕飯のちがいのように感じました。一長一短どちらも経験したことが、
この年になって今やっと分かりかけてきたところです。それだけギターというものの奥深さを感じています。
Q 塗装について何か?
A 当社は、ニトロセルローズ系ラッカー塗装のみでやっています。これも昔ながらの塗装です。

現在では日本でもほとんどウレタン塗装になっています。ウレタン塗装が悪いとか言っているのではありません。
量産するにはこの方法が一番でしょう。工程の短縮と熟練工の必要がなくなりますからね。端的に言えば、
手抜きです。良く言えば、いつまでも新品を保てる。現在ではアメリカでもウレタンが主流だそうですね。
Q ノイズ対策等は?
A シングルは特にノイズが気になるようですが、当社ではピックアップからノイズを考慮しています。いくらボディに
ノイズ対策をしても、音を拾うピックアップが無対策では完全ではありません。ですから工房はピックアップ製作を
しないと本当のノイズ対策が出来ません。あんな薄いアルミ箔ではどうしようもないでしょう。丁寧にきっちり捲き線を
することもノイズ対策になります。現在多様されているワニスも問題があります。柔軟性が無いので固定には
適していますが、気温の変化にはついていけません。当社ではWaxを使っています。詳しいことは企業秘密です。
Q 始めに、「リーズナブルな価格」と言っていましたが、確かにハンド・メイドのカスタム・ギターとしては他の工房の
平均的価格からすると安目ですよね?
A 本音を言わせてもらえば、日本の今のギター工房は狂っていると思います。なんであんなに高いのでしょか?
技術料なのでしょうか? 良質の材木でも10万も20万もしないのに何故 製品を30万〜40万で売るのか分かりません。
それに、本当にギター工房というならピックアップも自作してほしいものです。「菩薩作って魂入れず」ですよね。

情けない事に、他の工房の悪口を言う工房も多いんですよ。自分の首を締めないでほしいですね。人の悪口を言う
ヒマがあったら、「自分の作品をしっかり作りなさい」と言いたい。我々も、日々反省です。
Q 快くインタビューに応じていただき、ありがとうございました。
では最後に、シリアスなプレイヤー達に何か一言お願いします。
A 多くの日本人はブランド品が好きで本質を見ていないように思います。ギターの本質とは本体の鳴りとその音を伝える
ピックアップにあります。 自分が表現したい気持ちいい音を見つけてください。





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